2011 12月 の日記


12月1日

描いてると泣いちゃうとか言って
詳細は床に臥せって居る。
落ち着きなく
ゴジラが踏んでくれるの待ちをしているの。

12月2日

お化けみたいな空で
お化けみたいな木で
授業中にこっそり回す手紙みたいな手紙で
胃の中身はアプローチをかけてくる。

12月3日

くつろぐ時間を得て、実感する。
わたくしの「 普通 」は
抗体の無いひとがヒくくらい
暗い。

12月4日

クローンマンモスが生まれたら
その子が孤独かどうか、ちょっと考えてみたけど。
自分をマンモスだと思わないだろうし
非行に走る程ではないかもね。
幸福かどうかは本人の気持ち次第ってか。

12月6日

時間がギリギリでなくなると
シカトを決め込んでいた心のギリギリが表層に現れて
駄目なひとになってしまう。

息の仕方が分からなくなり
世界を呪い
勝手口に設置した喫煙コーナーまで歩くことも鬱陶しくなる。
塞ぎ込み、猫の額のようなアトリエの真ん中で体育座りをしている。
因みに、真ん中を選択したのは
積極性や活動の名残ではなく
「 壁って、腕が出てきて、羽交い締めにされそうだから寄りかるのが嫌なんですよね。 」
という、理とは呼べぬ理由。
右手に残った気力を奮い興してこの文字列を叩き
ネガティブを露呈すれば
気持ちは少し楽になるが
何も持たぬ左手がぶるぶるしている。
なんじゃこら。
ぎゃーっほう、である。

ギャルとしての人生は
飲み込むため息の重みで崩壊していくのか。

12月7日

実年齢より若く見られていると
床にさりげなく、お金を入れる帽子が置いていないか、探します。
望む望まないに係わらず
リップサービスって、そういうシステムかなと。

しかし、若さとは何ぞや。
わたくしは普段、怒りんぼうとしての礼節を重んじ
辻褄の合った腹の立て方をするように心掛けてはおりますが
馬鹿馬鹿しさの度が過ぎた場合
「ムカつく」「ダルい」「ウザい」「キモい」
等の無軌道で蓮っ葉な言葉を、若さの権利として行使します。

若さは、そういう時の、自分への許可以外、何に使えるんですか?

12月8日

嘘だ。嘘なんだ。見るな!
嘘をついている俺を見るな!
叫んで涙が零れ落ちた。
アタマの中でバルーンが弾けて
中から駄色の万国旗が絡まってどっさり出てくる。

林檎の中で、密から先に腐るみたいに
中が悪くなる。
中に悪くなる。
内側に嫌が沈んでいて、ただ泣いている。

カーテンがあって、蛍光灯があって、大丈夫、であるはずな、夜は幾つもあってさ。
良い夢を見ないのは
嬉しい状態を自分の中に持っていないからだと
分かっているんだよ昔から。

12月9日

はっきり言うひとの出てくる映像を見てから
絵のことを考えて
眠りに落ちたら
はっきり言われて困惑する夢を見た。

12月10日

T嬢から受信したメールの文末に
「 iPhoneから送信 」 と入っており
これはもしや、手入力でiPhoneのふりをしているのか
なんというパンクかと
エッジの甘い自分を猛省したところ
暫くお会いしないうちに機種を変更しておられただけでした。

今後、愛用のフューチャーフォンから送信する際、メールの文末には
件の文字列を手入力するので
届きましたら
ご機嫌なオンナだと
薄ら笑いを浮かべてください。

12月11日

アルバイト先のスタッフルームに、忘年会の告知掲示があった。
不参加者欄に名前を記入しようと
見れば
わたしの名前は
上司によって既に記入されていた。
無論、不参加者欄に。

これは
準レギュラー的な勤務をしているにも係わらず
スタッフとして愛して頂いているか
間逆か
どちらかではあるまいか。

12月12日

夜と暗闇の区別がつかなくて
いわゆる暴力をふるう。

12月13日

三歩歩けば忘れる、と同時に疲れきる。
ニワトリよりも寧ろ、絞められたニワトリに近い肉体を何とかしようと
薄着のお姉さんがにこやかにキメる写真と同じポーズを取ってみたら
三度目で死ぬかと思った。
自体重の筋力トレーニングで死んだら新記録だとも思った。
何の新記録かは、もう三歩以上歩いたので忘れた。

12月14日

久しぶりにアナログの広辞苑を見たが
指でも挟んだ日には、ちょっとした骨折が出来る厚みと重みであった。
電子辞書、タブレット、スマートフォンには成し得ぬ技である。

挟むと指が 「 こきゃっ 」 ってなって骨折できるアプリはどうかな。
ふとしたときに、一攫千金の夢を描いてアプリを考えてしまうよね。
¥0で出来る暇つぶしだよね。

12月15日

空はいやに高かった。
高い全てがスーパーのビニールで覆われていて
風がそれに皺を寄せていた。
塞がって波打って、ビリビリと音を立てる。
泣きながら
「 わたしの何がいけないって言うのよ!! 」
と言って大笑する非道い電話をかけて
スタッフM氏にご迷惑をかけ
見上げれば
そこはやはり、ビニールのさざなみが広がるばかりで
やはり、涙が頬を流れて落ちた。

さて、ここからどうやって、気を取り直し
日記をポジティブに締め括るか。
日付が変わるまで悩みましたが
思いつきません。

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