2012 9月 の日記


9月1日

バーコードシールがついたままの剣でボス戦に挑んでしまった。

9月2日

アルバイトをしていると 「 帰りたーい! 」 という軽口を叩きたくなるが
「 帰りたい。帰った上で辞めたい。潔く人間を辞めたい。 」の
簡略的な 「 帰りたーい! 」なので
人生を全うするためにも、初めから軽口を叩かないでニコニコと勤務をする。
やる気ってなんだい。

9月3日

わたしの住んでいるところはベッカライとパティスリーと歯医者が多い。
やっぱりそういうことなのだろうか。

9月4日

理論的な説明を求めたり
三つの円形脱毛のある彼と口づけを交わしたり
そのせいで唇についた唾液を拭きたくて、イライラし続けたり
泣きたくなったり
面倒くさくない部分がない夢

9月5日

わけがわからぬまま
デイリーユースのちり紙では用を成さない程泣いて
ものを投げて取り乱す。
でさ、手が先に出るタイプってあるでしょう?
怒りを自分で理解するよりも先に手が出てしまうこと。
わたしはたまに、叫びが先に出てしまってね。
「 シネッ!! 」 と虚空に絶叫した後に
ああ、何かを憎んでいるのだな、と理解したりするわけですが
今日は
「 愛をナメるなーッ!! 」
と口が勝手に絶叫していて、我に返りました。

ああ、叫びたいのは、そういうことなんだ。
気がついちゃったから
身体をひとつ抱えて泣きながら大笑いだよ。
そうだよねぇ、まったくだよねぇ、つって。

9月6日

出生の記録によれば本日はわたしの誕生日ではありませんが
YJ嬢が 「 おめでとう 」 と祝ってくれた後
間違いに気が付いて謝罪してくれたので
とんでもない!合わせてひとつ余分に年とるから大丈夫!
俺、そういう融通利くんだYO!
と、フレキシブルな一面を見せました。
互いに友達が居ないという悩みを抱えていたある日
彼女の妹姫に
「 お姉ちゃんといくちゃんは友達だよ 」
と教えられ、目から落ちたウロコを拾いあって以来、彼女とわたしは友達なのです。

9月7日

歩くラブソングを辞めますか、辞めませんか、それともこれを失笑しますか?
つって、首を傾げて指は唇に添えて。
お前らも、運命が戸惑うくらいキレイな気持ちで
運命が戸惑うくらいブッサイクな顔して泣いているのですか?
そしたら、同じだね。似てますね。
泣き止まなくてもハンカチ持って秋に行こーね。
わたしもう、先行くからね。

9月8日

駅でワンピースを眺めて帰ってきたら
家の水道のメーターボックスの中に
真新しいワンピースが入っていた。
サンタさんかな。
ありがとうございます。

9月9日

人形町で人形焼き食うたった。

9月10日

日頃から人が人を褒めているところを見かけよう、と思っている。
褒め道は奥が深いでしょう。
ほんで、結構気を配っているから褒め言葉にはうるさいんだよね。
ほんで、姉上に 「 本当に肌が綺麗ねぇ、俯いた感じが若かリし頃の安室ちゃんみたい! 」 と言われて
よしきた、俺に任せろ!と
ご機嫌斜めな新生児を揺らし、スーダラ節を歌い聞かせて
姉上がスーパーへ行くための身支度をするのと、夕食の準備をする時間とを稼いだんだ。
人は褒めて使うものだし
単純な人間には特に効果があるのです。

9月11日

秋物を手に取りながら
「 新しい洋服一枚で、人間に生まれて良かった!と思いますよね。
いやでも、犬も猫も服を着ていますね最近は。 」
と口が勝手に言いそうなるのを
「 新しい洋服一枚で 」 でこらえて
「 ・・・秋が楽しくなりますよねー 」
なんて、心底使えないセリフを吐いたりしますよね。
絶対に記憶に残らない客を目指しているのです。

9月12日

冷たい気持ち。
悲しむことじゃないよと、言い聞かせるけど
今更悲しむことじゃない、って意味だって気が付いてる。
わたしはひとり相撲の横綱を引退しない!

9月13日

高い青い空。秋の空。
雪原で怪獣が暴れまわった跡みたいな雲が一層、なびいていた。
面白い形の雲がたくさんあるね。
どんな形かっていうと
全部、カラザの形。

9月14日

乱暴なんだ。すーぐ投げちゃうの。もの投げちゃうの。
でも、ただのマイブーム。
わたしが泣いているように見えたら、それはきっと、顔面の解像度が低いせいで。それだけよ。
ブームのせいで、端のくちゃくちゃになった本が増えていく。

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