2015年2月11日

惚気といふものは、あやしきものなり。
ノロケている方は、
「世に人間はわんさかいるけれども、彼はその中で指折りの、男の中のオトコ。
ベターではなくて、ベスト。
本当に希少価値の高い、いい男なのよ。」
と熱を入れてムンムン語る。

翻って、ノロケ話を聞かされている方は、
たとえ心から
「素敵なご主人で、いいエピソードで、徳の高い話だ」
と共感しようとも、しまくろうとも、
取り立て羨ましくもなく、
何故その人と自分が先に出会わなかったのか!と時間を恨んだりもしない。
「ベスト・オブ・メン!」という強烈プレゼンを受けているはずが、
その人を好きになったりもしない。
受け流し、受け流されているのだ。
それは愛の発表会。
拍手で迎えて送るだけ。
二人の間に入り込む余地はないって、
DNAがバッティングを拒否しているのだろうか。
世の中はうまくできている。