Category: 立ったり、座ったり


5月24日

無闇に暗いので
ははーん、五月病か。
せやから頑張ったらいけん言うたやろ、ダボが!!
と怒りながら棚から苺マシュマロを出して食べた。
わたし、具の入ったマシュマロがすきやねん。
いつかマシュマロの家に住むねん。

そんな家・・・ベタベタしてそうだし。
ネチネチしたわたしにお似合いだな。はっ。
と、急に自分を貶めだすのも、五月病なんだろうか。

10月21日

新・三銃士を録画して見ている。
そこで
「『絶対、誰にも言わないで下さいね』と言われて聞いた話を、信用してはならない。
そこにはもっと、重大な秘密があるものだ。」
という忠告がなされた。
信頼関係があれば、念など押さない。
念を押さねばならない相手に全てを話すか?
という意味。
趣きの深い台詞です。
「秘密だよ」なんて甘やかに舞い上がる。共犯者の顔。

だからあなたはそんな奴、信用しちゃ駄目で
この話をわたしから聞いたことは、秘密。

1月4日

自宅並びに血縁者の前では禁煙、が暗黙のルールなので
年始、祖父母の家や自宅で過ごし、五臓六腑も心もクリーン!!
であるはずが輪をかけて真っ黒。
吸いたくて苛々しているのではない。
単に苛々している。世界を呪っている。
不機嫌さが顔に出る。
平静、顔に出す前にセーブできるのは、喫煙で体内の毒を薄めているからではないかと思う。

母上に掃除を頼まれ
自称「食客」の居候、穀潰しの身分ともなれば
2つ返事で溌剌と引き受けるのが道理だが、渋々やっている今。

いけない。
いけない娘だ。
気だるく、横転したままの掃除機を引きずり回してあたりを吸引していると
のたうつ掃除機が死にかけたゴキブリの様子に似ていて
見ていると次第に愉快になり
体内の毒が薄まってきたのを感じた。
これは良い。
煙草でなくとも毒が滅するのか。
活用しよう。

しかし、感情を顔に出してはいけない社交場
パーティーや飲み会、打ち合わせに掃除機を持ち込み横倒しにして稼動させ
「ゴキブリに似ているでしょう」
等と言ってニヤニヤしているのもいかがなものか。
喫煙とどっちが迷惑か。

そのくらいは空気を読めるのが仇だ。
わたしは煙草を止められない。

7月1日

三日間だけのアルバイトの面接に行きました。
乗り物に乗っていったりきたりする仕事ですが、結局何処にも行きません。
   
直前まで、行きたくない働けない、と国民の義務に反してぐにゃぐにゃして居ましたが、
不純な思い付きでお布団を脱出、笑顔でハキハキ面接を受けました。
自然につまづいて胸に倒れこみたくなる運命の出会いがグリーン車に乗ってるかも!とか、そういう不純です。

7月2日

白い方のアジエンスが好ましい匂いで、
わたしは好ましいものに対して
「これをいっぱい入れたお風呂に入りたいの」と思う傾向があるので、そう思いました。
将来VIPになったら、『好きなもの風呂』を実行して、残念な思いをしようと思います。
そしてVIPとして何かしらの方法で、感想を報告しようと思います。

7月3日

夢の中、留守番をしている日のような空の下、
USAからの依頼で誰かを追っていたので
目を覚ましてから胸に手をあて、アメリカ国歌を歌いました。
歌詞はよく知りませんので、
マウスピースを吹くっぽい口をして、トランペット的な音で言いました。

7月4日

ガタロが好きだ。
ガタロとは、つまり頭に皿を乗せてキュウリをかじりながらお相撲を取るものだ、と他所から聞いたので、
次に雨がそぼ降ったら、そうやって遊ぼうかなぁと考えていた日曜日。
「河童と相撲を取るつもりなら、勝つ方法を伝授しよう」
と父上が言う。
「頭の皿に水がなくなると力が出なくなるのだから、
始まる前に、必ず、深くお辞儀をするのだ。河童はつられてお辞儀をして、水を溢す」
と。
少々セコい手口ではあるけれど、勝負の世界に情けは無用。
次に雨がそぼ降ったら、そうやって遊ぼうかなぁと考えていた梅雨の日曜日。

7月5日

新聞で読んだところによると、ネズミの雄は涙で雌を口説くそうだ。
涙に含まれる成分が雌の脳に作用するらしい。
人間の涙には無いんだって。
さっき飲んだの、泣き薬。1日3回忘れずに。
バカになるほどお大事に。

7月6日

楽しみにしていた予定が反古になった。
ふてくされて手近な物を投げていると、
急に「オニギリ」が殴りたくなった。
コンビニのやつ。
フィルムの上から叩き潰したい。
オニギリは殴打の痕跡を柔らかな変形として記録するだろう。
行き場の無い拳を優しく受け止め、且つ、焼けば煎餅に成る。無駄がない。
     
しかし、殴る為にわざわざオニギリを買いに行く元気があれば、
オニギリなんぞ殴りたくならずに済む訳で、
仕方なく六畳間を周回しながら、
自分のほっぺにパンチをしていると、
少し痛かったので、
それなりに心が傷ついた。
お大事に。

7月7日

アルバイトの説明会でした。
怯えながら行ったら、担当のお姉さんに
「倍率は10倍だ、自信を持て」と言われました。
貴方の目が節穴かもしれないのですと、コンビニのオニギリを端から殴って抵抗したかったけれど、
何も殴らずに真面目に研修し、
ロールプレイでは誰にも頼まれないのに
「中国人観光客」や「酔いたんぼ」の役をしました。
一人になってから素に戻って、少し泣きました。
だってわたし・・・河童とオニギリの事しか分からないのよ。

7月8日

アルバイトへの緊張で眠りが浅く、何度も目覚めては、
遅刻したり、
身に覚えのない請求をされたり、
窓辺に赤・黄・青、三色のたわしが干してあったり、
知らないアドレスから
「はじめまして!女雛ウスに似てますね!」
というメールが来たりする
プチ悪夢を見続けました。
(女雛ウス:女雛とメビウスをドッキングさせたキャラクター)
     
品川駅前の喫煙コーナーは上から見ると撒き餌に群れる鳩の様に人が群れているなぁと思いながら、
鳩の様にしました。

7月10日

お休みだったので家に帰り、泥のように眠り、やはりプチ悪夢を見続けました。

7月12日

数年ぶりにアルバイトをしたことに対して、
親に「ご苦労だね。落語のチケットを買ってあげようか?」と、労われました。
作家になるから就職はしないと告げたとき、
アルバイトをしただけで労われる日が来るなんて思いませんでした。
額にげんこつをかざして、昭和の高座の名文句を言います。

7月13日

自分をメンテナンスに出したいのです。
出さなくてはならないはずです。
それでワガママに泣きました。

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